シンガポール・聯合早報は28日、日本の著名な医学博士が指摘する「早死にする人の10大特徴」について紹介する記事を掲載した。

【その1】孤独

孤独な人は社会からのサポートが不足してストレスが大きくなり、負の感情を抱きやすい。そして炎症や心臓・脳の血管疾病リスクが高まるという。オーストラリアの研究では、社交的な人がそうでない人より平均10年長く生きるとの結果が出たという。

【その2】笑わない

米国の研究では、よく笑う人の平均寿命は米国人の平均より2歳長く、笑わない人は5歳短いことが分かった。よく笑う人は人間関係を構築しやすいからだ。また、笑いにはアドレナリンのレベルを下げる、疲労を和らげる、血圧を下げるといった効果があるという。

【その3】ポジティブすぎる

ポジティブすぎる人は往々にして競争を好み、ストイックになるため早死にしやすい。ドイツでの研究では、このような人は喫煙、アルコール依存、危険運転といった行為に及びやすく、悲観的な感情や焦り、いらだちを覚えがちとのことだ。

【その4】低学歴

低学歴者は社会的地位や経済的収入が低いことで、生きるうえでのプレッシャーが強くなり、寿命に影響するという。英国の学術誌には、良い教育を受けることで血圧の安定、心臓疾患、脳卒中のリスクが下がるとの研究結果が掲載された。

【その5】肥満の友人が多い

米国での調査では、体重が7.7キロ増加した人は、その友人の体重も2.3キロ増加することが明らかに。逆に、痩せている友人と付き合うと、本人も痩せる可能性が40%に達するという。

【その6】長時間座っている

WHOは以前、世界では毎年200万人あまりが長時間座っていたことが原因で死亡していると指摘している。30分から1時間おきに立ち上がって、5−10分の運動をするのがベストだと専門家は語る。

【その7】趣味がない

定年退職したお年寄りで、趣味がない人の認知症リスクはは、趣味が2つある人の6.3倍高いという。老後に多くの趣味を持つことが大切だ。

【その8】素行が悪い

悪い心を持つ人間の死亡率は、普通の人より1.5−2倍高いことが米国での調査で明らかになっている。善い行いをするとリスペクトや賞賛を受け、心が愉快になり、ストレスが軽減されるという。

【その9】隣人との関係が悪い

米国の研究では、良い隣人を持つことで心臓病の発病リスクが50%低下することがしめされている。安定した生活環境は、生活への満足度に加えて寿命にまで影響を及ぼす。

【その10】退廃的な生活

退廃的な生活を送っている人は、心が漠然としていて、目標を持たない。カナダの研究では、目標がある人のほうがより長寿で、特に高齢者にとって重要であることが分かっている。

(編集翻訳 城山俊樹)